XRPは4月21日、1.42ドル付近で取引されている。4時間足チャートの収束が進む中、日足チャートで発生しているヘッド・アンド・ショルダーズが1.00ドル方向を示唆。
短期的には蓄積シグナルが見られ、買い手にとって1.44ドルを守るための猶予はわずかとみられる。ただし、より大きな日足構造はXRP価格の安定性に対する支配的なリスクとなる。
日足チャートは弱気な展開を示している。ヒゲではなく終値を基準とすると、XRPは典型的なヘッド・アンド・ショルダーズを形成している。左肩は2月15日、ヘッドは3月17日、右肩は4月17日に構築され、ネックラインは1.28~1.31ドルのサポートゾーンを通過。
右肩の形成過程で日足出来高は減少傾向にある。これは定石どおりの確認シグナルとなる。1.28ドルを日足で明確に割り込めば、1.00ドルへの下落が現実味を増す。その際、1.25ドルが最初の中間サポートとなる。
一方、強気材料もみられる。14日RSIは3月の65到達後に中立圏へ回復している。MACDヒストグラムもプラス圏を維持しているが、モメンタムは減速傾向。
1.51~1.55ドルのレジスタンスを日足で明確に突破すれば、ヘッド・アンド・ショルダーズは無効となり、1.61ドル(0.382フィボナッチ水準)への再上昇が見込まれる。
現時点でXRPスポットETF申請は7件が最終的なSEC審査中。決定は2026年第2四半期の見通し。早期承認や予期せぬ材料が出れば、弱気パターンを一掃する可能性もある。
当面はXRP強気派が1.51~1.55ドルゾーンを奪回し、1.00ドル再下落リスクを無力化できるかが試される。
XRP4時間足チャートでは、ボリンジャーバンドが直近の拡大局面(1.48ドル到達)後に収束し始めている。下落を経て、価格は1.43ドルで推移し、中間バンド付近で圧縮中。
出来高はもみ合いが続くなかで徐々に減少しており、定石通りの蓄積シグナルとみられる。RSIは50前後で推移。MACDは軽い弱気クロス後、現状は中立圏。
短期的な重要水準は明確だ。1.38ドルがサポートとなり、上値の第1関門は1.46ドル。4時間足で1.46ドルを明確に上抜けば、1.50ドル台を目指す展開となり、買い方に短期優位が戻る。
トレーダーCrypto Tonyによる1時間足チャートでは、XRPが上昇を続けるには1.44ドルを奪回することが必須水準と示している。同価格は現値をやや上回り、現状の日中レンジの上限となる。
XRPは1.44ドルを下から何度も試しているが、1時間足で明確な終値を付けることができていない。この分岐点を突破できなければ、1.39ドル付近からの反発は売り方の買い戻しにとどまり、本格的なもみ合い形成には至らない。
1.44ドル水準は、オンチェーンデータによると流通供給量の約60%の取得コストとも重なる。これが直近の上昇局面で売りが強まる理由となる。
1時間足で1.44ドルを明確に上抜ければ、4時間足の上昇シナリオと整合し、直近は1.46ドルが焦点となる。一方で再否定されれば、1.39ドルの再下落リスクが残る状況が続く。とくに日足の弱気パターンが優勢な限り、警戒が必要。

