暗号資産価格は火曜日に下落した。投資家がパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の最後の連邦公開市場委員会(FOMC)会合を前にリスク資産へのエクスポージャーを縮小したため。
CMEグループのFedWatchツールによれば、4月29日時点の政策金利3.50%~3.75%据え置きの確率が100%となっており、パウエル議長の記者会見がリスク資産市場の最大の焦点となる。
ビットコイン(BTC)は7万6000ドルを下回る水準まで下落。時価総額全体も1.8%減少し、2兆6200億ドルとなった。この24時間で約400億ドルの損失を記録。
この下落は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定前24時間でビットコインやアルトコインが軟化するパターンに合致。イーサ(ETH)はほぼ2%下落、XRPは2.2%安、BNBは0.7%安となった(CoinGecko調べ)。
この調整は、レバレッジをかけたパーペチュアル取引でのポジション縮小や、取引所への資金流入が増加したことに連動。いずれもマクロイベント前のリスク削減の典型的な兆候。
見出しインフレ率は3.3%から3.5%付近。イランおよび中東情勢による原油価格上昇が要因だ。当面の利下げ観測が後退し、CMEグループのデータではタカ派的な据え置き予想が強まっている。
今回の会合は、パウエル議長がFRB議長として最後に登壇し、5月中旬にケビン・ウォーシュ氏が後任となる見通し。CMEデータでも、明日のFOMCにおける金利据え置き確率は100%とされている。
米国債利回りは上昇し、10年債は4.33%から4.36%付近。安全資産需要でドルは堅調。パウエル議長の午後の記者会見中はボラティリティの上昇が見込まれる。
今後24時間で注目されるのは、パウエル議長が将来的な利下げの可能性に言及するのか、それともインフレ警戒姿勢を強調するのかという点である。同氏の発言トーンは過去にも、暗号資産市場の翌月の売買動向に大きな影響を及ぼしてきた。


