米国の裁判所は、GothFerrariの名で知られるカリフォルニア州の男性に対し、暗号資産に関するソーシャルエンジニアリング詐欺グループの一員として78か月の懲役刑を言い渡した。被害者をオンラインで欺くことができない場合は自宅に押し入り窃盗を行っていた。
サンタアナ在住のマーロン・フェロ容疑者(20)は、250万ドルの損害賠償と3年間の保護観察も命じられた。
数年に及ぶ連邦当局の捜査により、同グループが2023年末から2025年初頭までに被害者から2億5000万ドル超の暗号資産を奪ったことが明らかになった。犯行グループはカリフォルニア州、コネチカット州、ニューヨーク州、フロリダ州、さらに海外からも活動していた。
グループにはデータベースのハッキング、標的選定、不正電話、資金洗浄などの専門役割があった。ソーシャルエンジニアリングで情報を得られない場合、フェロ容疑者が被害者宅からハードウェアウォレットを物理的に盗む役割を担った事例もある。
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発表によれば、2024年2月、フェロ容疑者はテキサス州ウィンスボロの住宅に侵入しハードウェアウォレットを盗んだ。同デバイスには約100ビットコイン(BTC)が入っており、当時の価値で500万ドル超だった。
同年7月には、フェロ容疑者がニューメキシコ州へ移動し、隠し携帯で住宅を監視。共犯者が被害者のiCloudアカウントを追跡し、家主の不在を確認すると、煉瓦で窓を壊して侵入した。
窃盗だけでなく、フェロ容疑者はグループの資金洗浄も担当した。外国人になりすました偽身分証で地域制限付き決済カードの口座を開設し、25万5000ドル超の高級ブランド服を共犯者に流していた。
盗んだ金は豪奢な出費にも使われた。裁判資料によれば、ナイトクラブで1晩50万ドルに上る会計やエルメスのバーキンバッグ購入などが挙げられている。さらにプライベートジェットや最大380万ドル相当の高級車も押収された。
当局は2025年5月、フェロ容疑者を拳銃2丁と共に逮捕。2025年10月、暴力組織犯罪参加の共謀罪1件で有罪を認めた。
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