21シェアーズは、現物型ハイパーリキッドETF「THYP」を5月12日にナスダックに上場すると発表した。本商品は、証券会社の顧客に対し、ハイパーリキッドパーペチュアル取引ネットワークのネイティブトークンへの規制下の投資機会を提供する。
このファンドはグラントー・トラスト型として構成されており、1940年投資会社法ファンドではない。このスキームにより、スポンサーは保有するHYPEをステーキングしながら、パッシブな価格連動投資を維持できる。
21シェアーズは年間0.30%のスポンサー料を設定しており、HYPEで支払う。カストディは、アンカレッジ・デジタル銀行およびビットゴー銀行・トラストが担当する。両社はいずれも、コールドウォレットを使い、最大3億5000万ドルの共同盗難・詐欺保険でバックアップする。
トラストはHYPE保有分の30%から70%までをフィグメント社を通してステーキングできる。スポンサーの裁量で最大100%まで引き上げることも可能。
ステーキング報酬は、概ねトラストが70%、プロバイダーが30%の比率で分配される。
現物振替による新規発行・償還は、1万口単位で承認参加者限定となる。ファンドはFTSEハイパーリキッド指数を価格ベンチマークとする。
ハイパーリキッドのHYPEトークンは本ニュースを受け急騰し、本稿執筆時点で42.071ドルで取引されている。
目論見書には厳格なリスク文言が盛り込まれている。THYPは全損に耐えられない投資家には不向きであると警告し、HYPEの年率換算ボラティリティが126%超であることを指摘している。
バリデータ停止ペナルティや、1日から7日のステーキングロックアップ、償還遅延等もリスク事項として記されている。
21シェアーズはすでに、2倍レバレッジ型HYPE商品「TXXH」を4月30日から運用中。競合のビットワイズおよびグレースケールも、それぞれ「BHYP」および「GHYP」のティッカーで現物型HYPE ETFを申請している。
今回の上場は、ハイパーリキッドのパーペチュアル出来高が拡大する中でのもの。THYPへの初期資金流入は、伝統的投資家が同取引所をどう評価するかを示す指標となる。


