ステーブルコインはMiCA(EUの暗号資産規制)対応、決済ネットワーク、Solanaの送金導線を通じて、投機対象から決済インフラへ近づいています。制度と流動性の両方が普及条件になります。
ステーブルコインを巡っては、MiCA、ライセンス、決済ネットワーク、発行体の動きが制度化を進めています。MiCAはEUの暗号資産規制で、発行体やサービス提供者に一定のルールを求める枠組みです。
フランスでMiCAライセンスを取得したBull Bitcoinは、セルフカストディとプライバシー機能を維持する方針を示しています。セルフカストディは、利用者が自分で秘密鍵を管理する保管方法です。
ステーブルコインの拡大では、発行体だけでなく、Visaのような決済ネットワークの動きも重要です。法定通貨に連動するトークンが実際の支払いに使われるには、ウォレット、加盟店、送金、換金の導線が必要になります。
制度化が進むほど、ステーブルコインは投機対象ではなく、決済や送金のインフラとして扱われやすくなります。発行体の準備資産やライセンスだけでなく、どのネットワークで使えるかが普及の条件になります。
Solanaは、取引流動性の育成と送金導線の実装を同時に進めています。流動性は、市場で売買が成立しやすい状態を指します。高い流動性があるほど、利用者は大きな価格差を避けて取引しやすくなります。
Solanaが高頻度トレーダーを支援する動きは、オンチェーン市場の活動を定着させるための施策です。オンチェーン市場は、ブロックチェーン上で取引記録や決済が処理される市場を意味します。
韓国のデジタル銀行は、1500万人の利用者を持つ中で、海外送金にSolanaのステーブルコインを活用する動きがあります。送金領域では、手数料、処理速度、換金のしやすさが利用者体験を左右します。
MiCAによる制度化、Visaなどの決済導線、Solana上の送金利用が重なることで、ステーブルコインは取引所内の資産から実用的な決済手段へ近づいています。普及の鍵は、規制に適合しながら日常的な送金や支払いに組み込めるかです。


