Jito Labsは、Solanaトークンとトークン化RWA(現実資産をブロックチェーン上のトークンとして扱う仕組み)を現物取引の対象とする、セルフカストディ型(利用者が自分のウォレットで資産を管理する形態)の取引基盤JTXを開始しました。
Jito Labsは、Solanaのステーキング分野で流動性ステーキングトークンJitoSOLなどを手がけてきた開発チームです。JTXは、このチームが新たに公開した取引基盤で、これまでのステーキング関連の取り組みとは別に、現物取引のサービスとして位置づけられます。
セルフカストディ型の取引では、資産を取引所側の口座に預けるのではなく、利用者自身のウォレットに置いたまま売買します。JTXは、この仕組みをSolanaトークンとトークン化RWAの現物取引(対象資産そのものを売買する取引)に適用しています。トークン化RWAとは、不動産や債券といった現実の資産をブロックチェーン上のトークンとして表現したものです。
自己管理型の取引が意義を持つのは、資産を取引所に預けないため、取引所が経営破綻したり資産を引き出せなくなったりした場合でも、自分の資産を失うリスクを避けられる点にあります。過去には大手取引所の経営破綻で利用者が資産を引き出せなくなった例もあり、資産管理の主体を自分の手元に置く方法として、セルフカストディ型の取引は注目されてきました。JTXは、こうした自己管理の仕組みをSolana関連資産とRWAの取引に組み込んだサービスといえます。
JTXの対応資産の詳細な一覧、利用開始に必要な条件、手数料体系などは、本稿の執筆時点では確認できません。これらの情報は今後の公式発表などで明らかになる見込みです。


