London Stock Exchangeは、夜間取引会場「LSE 24」の立ち上げを計画しています。17時から翌7時50分までの24/5取引を想定し、暗号資産市場に近い取引時間を既存の証券市場へ取り込む動きです。
London Stock Exchangeは、通常時間外の取引需要に対応する夜間取引会場として、LSE 24の導入を計画しています。LSE 24は、平日を中心にほぼ終日売買できる24/5取引の枠組みです。
暗号資産(インターネット上で移転・保有できるデジタル資産)市場では、週末を含む長時間取引が一般化しています。LSE 24は、こうした市場構造との競争を背景に、伝統的な証券取引の時間帯を広げる取り組みです。
計画されている取引時間は、17時から翌7時50分までです。この時間帯は通常の取引終了後から翌営業日前の時間をまたぐため、米国やアジアの市場時間にも注文を出しやすい枠になります。
24/5取引とは、週5日を通じてほぼ24時間売買できる仕組みです。LSE 24が稼働すれば、ロンドン市場の参加者は通常時間外にも上場商品を売買できる選択肢を持つことになります。
LSE 24は、2026年末までにテストを進める計画です。商品投入では、2027年上期にETP取引を始めることが目標になっています。
ETP(上場投資商品)は、株式のように取引所で売買できる投資商品です。ETPの価格形成には海外市場や通常時間外の価格変動も関係するため、取引時間の拡張は売買機会の設計に直結します。
暗号資産市場は、伝統的な取引所より長い時間帯で売買が続く市場です。LSE 24の計画は、投資家が時間外の価格変動に対応したい需要を、取引所の管理下にある会場へ取り込む動きです。
取引時間の拡張では、通常時間外にも注文受付、売買成立、価格表示を継続する必要があります。次の節目は、2026年末までのテストと、2027年上期に予定されるETP取引の開始です。


