ブルーレイ(Blu-ray)の高画質な映像を手軽に楽しみたいなら、1つは持っておきたい外付けブルーレイドライブ。ブルーレイディスクをパソコンで再生する以外にも高画質な写真や動画の保存ができるなどのさまざまな使用方法があります。しかし、どの商品も見た目が似ており、何を基準に選べばよいかわからないですよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の外付けブルーレイドライブ9商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめの外付けブルーレイドライブをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな外付けブルーレイドライブは「静音性に長けていて取り込みや書き込み速度が速い、対応しているディスクの種類が多く使いやすい商品」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストな外付けブルーレイドライブを「静音性に長けていて取り込みや書き込み速度が速い、対応しているディスクの種類が多く使いやすい商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の外付けブルーレイドライブ9商品を集め、以下の4つのポイントで徹底検証しました。検証①:取り込み速度の速さ検証②:書き込み速度の速さ検証③:対応するディスクの種類の多さ検証④:静音性の高さ
おすすめスコア:4.62(2025/12/11時点)
最安価格:10,680円(2025/12/11時点)
取り込み・書き込み速度が速い!対応ディスクの幅広さも魅力
ロジテックの「ロジテック ブルーレイドライブ LBD-LPWAWU3NDB」は、比較的コンパクトな設計で、携帯性を重視したモデルとして展開されています。同モデルの中でも接続端子や付属ソフトの有無別に価格が分けられており、要望に合ったモデルを選択することができます。取り込み速度の検証では、平均4分19秒という結果で優れたパフォーマンスを記録しました。書き込み速度も平均9分と比較商品のなかではトップクラスの結果で、取り込み・書き込み速度を重視する人には魅力的な性能を持っています。対応するディスク種類の多さでも高評価で、著作権保護の入ったCPRMや長期保存が可能なM-DISCなどの特殊規格を含む幅広いディスクの種類に対応(市販の映画DVD/ブルーレイの再生には別途再生ソフトが必要です)。BD-R/REの1層・2層・3層まで網羅しており、用途を選ばず使える柔軟性があります。一方で、静音性の検証では平均51.2dBという結果で、動作音がやや大きめで静かな空間での使用は向いていません。また、本商品は付属ケーブルがType-AのみでType-C端子の機器には非対応ですが、同モデルでType-C端子の商品もあるので、購入時に接続端子の確認が必要です。取り込み・書き込み速度や対応ディスクの幅を重視したい人には、とくにおすすめの外付けブルーレイドライブです。機能を厳選した構成なので、最低限の仕様で十分という人や、据え置きではなく持ち運びも視野に入れた使い方をしたい人に適しています。
おすすめスコア:4.6(2025/12/10時点)
最安価格:10,180円(2025/12/10時点)
幅広いディスク対応と高速取り込みが魅力!
「BUFFALO ポータブルブルーレイドライブ BRXL-PUV6U3-BK/N」は、日本の老舗周辺機器メーカー・バッファローが展開する、薄型の外付けブルーレイドライブです。バスパワー駆動に対応しており、持ち運びしやすい設計になっているので、自宅以外でも使いやすいモデルです。取り込み速度は平均4分22秒と検証では高水準のスコアを記録しました。スムーズに取り込み作業を進めたいユーザーには適しており、日常用途においても快適に扱えるでしょう。書き込み速度は平均9分58秒だったものの、各計測で1分以上のばらつきがみられたため安定しているとは言い切れません。ただし、平均時間では高水準の速度だったため、十分な性能といえます。様々な種類のディスクに対応し、高い評価を獲得。BDからDVD、CDまで幅広いフォーマットに対応しているため、さまざまなメディアを扱う人にも安心してすすめられます。しかし、接続はUSB Type-A接続のみで、USB Type-Cには非対応です。USB Type-C接続をする場合は別途変換アダプタを購入する必要があるので、USB Type-C接続のデバイスを持つ人には不向き。静音性については、平均47.85dBとやや高めで、音に敏感な人や静かな環境を求める人には適していません。作動音が気になる場面では使いづらさを感じる可能性があります。互換性・実用性を重視したモデル。静音性やType-C対応にこだわらない人におすすめです。
おすすめスコア:4.6(2025/12/10時点)
最安価格:13,280円(2025/12/10時点)
Type-Cケーブルを使いたい人に!取り込み・書き込みが高速
ロジテックが展開する「ロジテック ブルーレイドライブ LBD-LPWBWU3CMDG」は、コンパクトな筐体が特徴の外付け型ブルーレイドライブです。シンプルなデザインで持ち運びやすく、MacBookやiMacなどのType-C機器向けのモデルとして展開されています。取り込み速度の検証では、平均4分17秒と比較商品のなかでトップクラスの性能を記録しました。加えて、書き込み速度も平均7分59秒で完了しており、外付けタイプとしては優れた書き込み性能を備えています。対応ディスクの種類も多く、BD-R/REの1層・2層・3層や長期保存可能なM-DISCに対応していました。ただし、CPRMには非対応だったため、著作権保護の入った録画ディスク(地上波放送の録画など)の再生を想定している場合には注意が必要です。また、市販のブルーレイ/DVDの映画の再生にはDVDのみ対応しており、ブルーレイの再生には対応していません。とはいえ、データ保存などの一般的なブルーレイやDVDを扱う用途であれば、十分に活用できる幅広さといえます。使い勝手に関しては、Type-Cケーブルのみ付属で、Type-Aケーブルや変換アダプタは別途用意する必要があります。静音性もやや劣っており、最大49.6dBと動作音が気になる場面もあるため、静かな環境で使うには不向きな側面が見られました。高速な読み書きを重視し、CPRM非対応や端子の制限を許容できる人にはぴったりの製品です。特に、Type-C対応のPCと組み合わせて使いたい人や、処理時間を短縮したい人におすすめです。
おすすめスコア:4.56(2025/12/10時点)
最安価格:12,980円(2025/12/10時点)
トップクラスの取り込み速度。静音性より性能重視の人向け
「ロジテック ブルーレイドライブ LBD-LPWAWU3CSDB」は、幅広いディスク対応力も兼ね備えており、マルチメディア用途にも適した製品として展開されています。取り込み速度に関しては、平均4分19秒という結果を記録し、検証では高い評価を得ていました。また、対応するディスク種類は今回チェックした全種類を網羅しており、BD-RやBD-REをはじめ、あらゆる主要メディアに対応できる柔軟性も強みです。一方で、書き込み速度に関しては、平均11分56秒と速いとはいえず、速度のばらつきも見られました。用途によっては不便に感じる場合もあるため、書き込み頻度が多い人は別の商品の検討をおすすめします。静音性に関しても、平均45.75dBという結果で、他製品と比較して作動音が気になるシーンも。そのため、静かな環境での利用を前提とする人や、音に敏感な人は注意が必要です。しかし、USB Type-AとUSB Type-C接続の両方に対応しており、Windows/MacのOSにも対応しているので互換性を気にせずに使用できるのはうれしいポイント。静音性よりも取り込み速度を重視する人におすすめです。
おすすめスコア:4.56(2025/12/10時点)
最安価格:9,980円(2025/12/10時点)
取り込み速度が速く、対応するディスクも豊富!
「ロジテック ブルーレイドライブ LBD-PWB6U3CVWH」は、日本のPC周辺機器メーカーであるロジテックから発売されている外付けブルーレイドライブの現行モデルです。1万円以下の比較的手に取りやすい価格帯で展開されており、多くのディスク形式に対応したモデルとして、家庭用からビジネス用途まで幅広く活用できるでしょう。取り込み速度では、平均4分18秒と非常に高速かつ安定した結果を記録しており、比較商品の中でもトップクラスの評価を得ています。BD-RやDVD±RW、CD-RWなどの主要ディスク形式に対応しており、幅広いメディアを扱いたい人にも適しています。また、USB Type-AとUSB Type-C接続の両対応でケーブルの着脱や本体への収納も可能なので持ち運びに便利です。一方で、書き込み速度では平均11分10秒と非常に高速とはいえない結果でした。高速書き込みを重視する人には向かないものの、手軽な用途がメインであれば十分許容できる性能といえるでしょう。静音性は平均47.55dBと高めで、最大時は49.4dBを記録。他製品と比較しても作動音が目立つため、静かな環境での使用や、音に敏感な人には不向き。多彩なディスク対応と取り込みの速さが光るモデル。価格帯も1万円以下と高コスパなので、外付けブルーレイドライブ選びに迷ったらぜひチェックしてください。
おすすめスコア:4.46(2025/12/10時点)
最安価格:15,980円(2025/12/10時点)
取り込みと接続性に優れた1台。CPRM非対応には注意
ロジテックの「ロジテック ブルーレイドライブ LBD-LPWCWU3CVDB」は、シンプルな外観ながらも取り回しやすさに配慮されたモデルで、Type-C/Type-A両対応の接続性の高さが特長です。取り込み速度は平均4分28秒と、外付けブルーレイドライブとしては十分満足できる水準でした。書き込みに関しても平均9分28秒と、多少のばらつきはあるものの、安定性と実用性を兼ね備えた性能を発揮しています。速度と実用性のバランスを求める人には有力な選択肢といえます。また、Type-CとType-A両方に対応しているため、接続方式を選ばず使える点は、複数のデバイスで運用したい人にとって大きなメリットです。一方、収納機能はないため、設置・収納時の利便性を求める人にはやや物足りなさが残るかもしれません。対応するディスク形式は幅広いものの、CPRM非対応で地上波放送の録画映像などの著作権保護の入った映像の再生はできません。また、静音性も平均50.85dBとやや大きく、静かな環境での使用には配慮が必要です。使用場所によっては周囲へ配慮が必要になるでしょう。速度・接続性・対応ディスク形式のバランスを重視したい人に適したモデルです。とくに、CPRM対応が不要で多用途な接続性を求める人には検討する価値があります。
おすすめスコア:4.26(2025/12/10時点)
最安価格:5,998円(2025/12/10時点)
取り込み速度は優秀。稼働音が大きく静音性が低い
Conreruruの「ブルーレイドライブ SY-711」は、シンプルな設計ながら取り回しの良さが光る外付けブルーレイドライブです。Type-CとType-Aの両端子に対応し、二股ケーブル仕様により使い勝手を高めています。取り込み速度の検証では、平均4分39秒という結果で十分に満足できる性能を示していました。ただし、上位製品と比べるとやや遅めであるため、取り込み速度を最優先したい場合は他製品との比較検討が必要です。書き込み速度については平均10分45秒と、やや時間がかかる結果に。3回の計測でもバラつきがあり、安定性に欠ける印象です。とはいえ、書き込みの速さにこだわりがなければ、実用上の問題は少ないと考えられます。一方で、静音性については平均53dBと比較商品のなかでも動作音が大きく、静かな環境での使用には向きません。自宅や雑音が多い環境での使用をおすすめします。静音性や書き込み速度よりも、取り込み速度や接続のしやすさ、扱いやすさを優先したい人に向いています。複数の機器で手軽に使える1台を探している人には、選択肢の1つとなるでしょう。
おすすめスコア:4.05(2025/12/10時点)
最安価格:5,888円(2025/12/10時点)
抜群の静音性で映像鑑賞に最適。速度や対応力は控えめ
「Conreruru ブルーレイドライブ」は、外付けブルーレイドライブとしてUSB Type-AとUSB Type-Cの両接続に対応したモデルです。Windows 7〜11およびMacにも対応しており、ノートパソコンとの組み合わせにも配慮された設計が特徴です。比較商品の中では低価格帯のため、手に取りやすいでしょう。本製品の強みは、動作音が非常に静かな点にあります。検証では平均38.75dBと極めて低い騒音レベルに収まり、静音性は最高スコアの評価を獲得しました。映像鑑賞や静かなオフィスでも気兼ねなく使用できるのは大きな魅力です。一方、取り込み速度は7分35秒と、検証全体で非常に遅い水準でした。書き込み速度も平均13分31秒と遅く、作業を効率的に行いたい人には向いていません。対応ディスクは6種類と、BD-R XLやBD-R QLなどの3層ディスクには非対応と大容量メディアや最新規格を使いたい人には物足りなさが残る結果でした。また、市販の映画DVD/ブルーレイの再生には別途再生ソフトが必要なため、映像鑑賞をしたい人は注意が必要です。接続はUSB Type-AとType-Cの両方に対応していますが、ケーブルの先が2股になっているタイプなので使用しないケーブルに不便さを感じるかもしれません。速度や機能性よりも動作音の静かさを最優先したい人にはぴったりの商品です。
おすすめスコア:3.92(2025/12/10時点)
最安価格:5,998円(2025/12/10時点)
静音性と接続性は良好。速度や対応力を求める人には不向き
「Nexmora ブルーレイドライブ」は、USB Type-AとType-C両接続に対応した、汎用性の高い外付けブルーレイドライブ。薄型・軽量で携帯性に優れ、Windows・Macの幅広いOS環境に対応可能な設計になっている商品です。本製品の特長は、静音性の高さにあります。検証では平均41.45dBと高水準の結果を記録し、音に敏感な人や静かな作業環境を重視する人にとって満足できる水準といえるでしょう。ただし、取り込み速度では7分37秒と比較商品の中で最も遅い結果となっており、作業効率を重視する人には不向きです。書き込み速度も平均19分24秒と非常に遅く、ディスクの書き込み用途にはおすすめできません。また、対応ディスクはわずか3種類にとどまり、BD-RE XLや著作権保護の入ったCPRMなどには非対応でした。接続はUSB Type-AとType-Cの両対応のため、デバイス関係なく使用できます。また、USBポート以外にも製品本体にSDカード・microSDカードリーダーも備えています。USBハブやカードリーダーを含めこれ1台で済むところもこの製品の魅力のひとつといえるでしょう。静音性や接続性を重視する人には検討の余地あり。しかし、速度重視の人や対応ディスクの制限が気になる人には不向きです。
おすすめスコア:(2025/12/11時点)
最安価格:9,480円(2025/12/11時点)
監修者:石川ひさよし(PC系専門ライター)
ガイド:田口朱凜(元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


