住宅ローンの借り換えは、「毎月の返済額を抑えたい」「将来の金利変動に備えたい」といった悩みがある人におすすめ。しかし、今後の金利の見通しや、変動金利・固定金利どちらを選べばいいのか、手数料で不利にならないのかと悩む人も多いはず。
今回は、人気の借り換えができる住宅ローン15商品を、3個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめの借り換えができる住宅ローンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな借り換えができる住宅ローンは「金利だけでなく、がん団信の上乗せ金利・手数料を含め支払い負担が軽い住宅ローン」。徹底検証してわかった借り換え住宅ローンの本当の選び方も解説しますので、ぜひ住宅ローン契約の際の参考にしてください。
マイベストではベストな借り換え住宅ローンを「金利だけでなく、がん団信の上乗せ金利・手数料を含め支払い負担が軽い住宅ローン」と定義。そんなベストな借り換え住宅ローンを探すために、人気の借り換え住宅ローン15商品を集め、以下3つのポイントから徹底検証しました。検証①:金利の低さ検証②:がん団信の上乗せ金利の低さ検証③:事務手数料の低さ
おすすめスコア:4.73(2026/03/02時点)
団信のコスパの充実度も重視するならコレ。保障が手厚い
auじぶん銀行の「auじぶん銀行 住宅ローン」は、がん団信の保障が充実しているものがよい人におすすめです。変動金利は年0.679%と、平均より低めでした。金利が上昇しても5年間は金利が変わらない5年ルールや、6年目以降も元の返済額の125%までしか返済額が増えることがない125%ルールも備わっています。10年固定金利は年1.595%と、比較した商品のなかでは最も低い数値でした。加えて、がん団信の上乗せ金利の低さ・団信保障の充実度も大きなメリット。「がん100%保障団信」に加入すると、わずか年0.05%の上乗せ金利でがんに備えられます。加えて、団信の基本保障に死亡・高度障害・リビングニーズ特約がついているのが特徴的。リビングニーズ特約によって、万が一余命6か月と診断された場合は住宅ローン残高が0円になります。ただし全期間固定金利は年4.910%と高めな点には要注意。契約時に返済額を確定して返済計画を立てたいと考える人には不向きでしょう。また、事務手数料は借入金額の2.2%で算出され、比較した大半の商品と同程度です。全期間固定金利は高めでしたが、一方で変動金利・10年固定金利は検証したなかで低めの金利だったので、変動金利・固定金利でコスパの充実度も重視して検討するなら選択肢に入る住宅ローンです。
おすすめスコア:4.41(2026/03/02時点)
がん団信を付帯して変動金利を検討中の人におすすめ。適用金利が低い
SBI新生銀行の住宅ローンは、がん団信を付帯した変動金利を検討中の人におすすめです。変動金利は年0.730%と、比較したなかではやや低め。「がん団信」の上乗せ金利も年0.1%と低めです。万が一がんになった際は住宅ローン残高が100%保障されるため、収入減による負担を抑えられます。ただし、金利が上がった際に負担を抑えられる5年ルール・125%ルールはありません。固定金利10年も年2.350%と低めの水準でした。事務手数料も他社と大差はなく、借入金額の2.2%を支払う形式です。全期間固定金利も年3.150%と平均より若干低く、10年先のライフプランを考慮するなら、有力な候補となるでしょう。
おすすめスコア:4.38(2026/03/02時点)
変動金利の低さを重視するなら。借り換えを対面で相談できる
りそな銀行の「りそな住宅ローン」は、変動金利の低さを重視しつつ、店舗で直接相談しながら住宅ローンに借り換えたい人におすすめです。変動金利は年0.640%と、比較したなかで最も低い金利でした。その上、5年ルール・125%ルールが設けられているため、金利が急上昇したとしても返済額をある程度抑えられますよ。また、がんになった際に住宅ローン残高がすべて保障される「がん保障特約」の上乗せ金利が年0.1%と低いのもポイントです。一方、10年固定金利は年3.255%と比較したなかではやや高めです。固定金利を希望する人にはあまり向きません。事務手数料としては、融資手数料の「借入金額×2.2%」に加え、保証会社事務取扱手数料として55,000円がかかる形式。検証した15社のなかではやや高めの水準でした。しかし全国各地に店舗を設けており、対面で相談できるため不安点を解消しやすいのは強み。納得して借り換えを進めたい人にとっては、有力な候補となるでしょう。
おすすめスコア:4.32(2026/03/19時点)
変動・固定10年の金利の低さと団信の充実度が強み
住信SBIネット銀行のWeb申込コースは、金利の低さと団信の手厚さを重視する人におすすめです。変動金利は年0.650%と、比較したなかでは低め。5年ルール・125%ルールがついているため、金利が上昇した際の負担を軽減できるのもメリットです。10年固定金利は年2.289%・全期間固定金利は年4.789%。とくに10年固定金利は、比較した商品のなかでも低めで、お得に借り換えられるでしょう。一方で、全期間固定の金利は検証した商品のなかでも高めでした。事務手数料は借入金額の2.2%と、高くも安くもない水準。また、がんになった際に住宅ローン残高が100%免除される「3大疾病100プラン」は、上乗せ金利が年0.2%とやや高めです。ただし保障範囲は広く、がんに加えて脳卒中・急性心筋梗塞にも対応しています。幅広いリスクに備えたい人には選択肢となるでしょう。
おすすめスコア:4.26(2026/03/02時点)
がん団信の上乗せ金利が低い。金利を抑えてがんに備えたい人に
PayPay銀行の住宅ローンは、金利を抑えてがん団信に加入できる住宅ローンを探している人におすすめです。「がん100%保障団信」の上乗せ金利は年0.15%と、比較した商品のなかでは低め。返済の負担は少ないながらも、しっかりがんに備えられます。また、10年固定金利は年2.320%と、比較したなかでも低めでした。全期間固定は年3.170%で、比較したなかでは若干低めです。短期間の固定金利で支払いペースを安定させたい人にとっては魅力的な住宅ローンといえます。さらに、変動金利も年0.730%と比較したなかでも低金利でした。一方で、金利が上昇した際の5年ルール・125%ルールがない点には注意しましょう。事務手数料は借入金額×2.2%で算出され、標準的な水準といえます。変動金利も固定金利も検証したなかで低めの金利だったので、どんな人にも借り換えを検討して欲しい住宅ローンといえます。
おすすめスコア:4.21(2026/03/02時点)
イオングループでの買い物がお得に。がん団信の金利は年0.1%
イオン銀行の「イオン銀行 住宅ローン(手数料定率型)」は、日常的にイオンでお買い物をする人におすすめです。変動金利は年0.780%と、比較したなかでも平均よりやや低めに設定されています。金利上昇時の負担を抑える5年ルール・125%ルールは設けられていないので、急激な金利変動の影響は緩和できない点には注意が必要です。「イオンセレクトクラブ」の特典として、住宅ローンを完済するまでイオングループでの買い物が5%引きになります。「がん保障付住宅ローン(がん団信)」の上乗せ金利は年0.1%。比較した商品内でも軽めの負担でがんに備えられます。また、10年固定金利は年2.960%と高めの水準で、全期間固定金利の取り扱いがない点には注意が必要です。事務手数料は取引金額×2.2%で求める形式と、比較した大半の商品と同じで、特別デメリットにはなりません。日常的にイオンで買い物をする人にとっては候補となる住宅ローンです。
おすすめスコア:4.07(2026/03/02時点)
全期間固定金利・10年固定金利はやや高め。がん団信の金利はお得
みずほ銀行の住宅ローンは、変動金利タイプでの借り換えを検討している人におすすめです。全期間固定金利は年3.430%・10年固定金利も2.850%で、平均よりやや高めの水準に設定されていました。変動金利は年0.775%と平均より若干低めの水準であるうえ、がん団信の上乗せ金利は年0.1%と比較した商品のなかでは低いほうでした。5年ルール・125%ルールがついているため毎月の返済額が急激に変動することはありませんが、合計の返済額は金利が変動した分多くなります。事務手数料は、借入金額の2.2%に加え事務手数料33,000円が設定されています。変動金利での契約を考えている人にとっては候補のひとつとなるでしょう。
おすすめスコア:3.94(2026/03/02時点)
どのタイプも金利が高め。5年ルール・125%ルールもない
ソニー銀行の住宅ローンは、固定金利の高さがネックです。がんになった際に住宅ローン残高が100%保障される「がん団信100」の上乗せ金利が年0.1%と低いのは利点といえます。事務手数料は融資金額の2.2%と設定されており、標準的。他社と比べても特別高くはありませんでした。一方、変動・固定金利の高さが気になるポイントでした。変動金利は年0.997%と検証した15商品のなかでも高めの水準で、金利が上がった際の返済負担を一時的に和らげる5年ルール・125%ルールもありません。10年固定金利は年3.308%・全期間固定金利は年4.210%と、いずれの金利も比較した商品のなかでは高めの設定なので、返済負担を軽くするための借り換え先としてはおすすめできません。がん団信のお得感はあるものの、総合的に見ると返済額を減らせない可能性が高いでしょう。
おすすめスコア:3.88(2026/03/02時点)
固定金利は高め。神奈川県・東京都在住なら検討の価値あり
横浜銀行の「横浜銀行 住宅ローン(融資手数料型)」は、神奈川県・東京都エリアに住んでいる人におすすめです。変動金利は年0.750%と平均より低いうえ、5年ルール・125%ルールがついているため万が一急激な金利上昇が起きても負担を抑えられます。とはいえ、10年固定金利は年2.975%・全期間固定金利も年3.630%と、比較したなかでは高めの水準です。また、がんになった際に住宅ローン残高を100%保障されるためには「ガン保障特約付き団体信用生命保険」に加入する必要があり、上乗せ金利が年0.2%とやや高めなのもネックです。手数料には借入金額の2.2%に加え、不動産担保取扱手数料33,000円が設定されています。とはいえ、地方銀行のなかでは変動金利・全期間固定金利が低く設定されているため、横浜銀行が店舗を展開する神奈川県・東京都エリア在住ならぜひ候補に入れて検討してみてください。
おすすめスコア:3.62(2026/03/02時点)
がん団信の上乗せ金利がかからない。全期間固定を検討しているなら
住信SBIネット銀行の「住信SBIネット銀行 フラット35(保証型)」は、返済負担の軽いフラット35を探している人におすすめ。がん団信の上乗せ金利は年0%と、今回検証した商品のなかでは圧倒的な低さでした。負担がかからない点が最大の魅力です。全期間固定の金利は年2.160%と、フラット35のなかでは低めの設定です。団信と金利の合計コストの安さから、全期間固定を検討している人にとっては候補となる住宅ローンです。事務手数料は借入金額の2.2%を支払う形式。ほかの銀行と比較すると高くも安くもない水準です。金利と団信の上乗せ金利を合わせた際の返済負担の少なさが強みなので、フラット35を検討している人だけでなく、民間の全期間固定住宅ローンで悩んでいる人にとっても十分選択肢になる住宅ローンです。
監修者:千日太郎(公認会計士)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
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