証券会社で現物取引や信用取引の際にかかる売買手数料。国内株式や米国株式の取引をするたびにかかるため、売買手数料を安く抑えることはお得に取引をするためにマストです。なかには「売買手数料が無料の証券会社はある?」「NISAにおすすめの手数料が安い証券会社はどこ?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回は、人気の売買手数料が安い証券会社13社を、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの売買手数料が安い証券会社をランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな売買手数料が安い証券会社は「現物取引の手数料を安く抑えられ、加えて信用取引やNISAでの個別株投資もコストをかけずに行える証券会社」。徹底検証してわかった売買手数料が安い証券会社の本当の選び方を解説しますので、ぜひ株取引の際の参考にしてください。
マイベストではベストな売買手数料が安い証券会社を「現物取引の手数料を安く抑えられ、加えて信用取引やNISAでの個別株投資もコストをかけずに行える証券会社」と定義。そんなベストな売買手数料が安い証券会社を探すために、人気の売買手数料が安い証券会社13社を集め、以下5つのポイントから徹底検証しました。検証①:国内株式手数料の安さ検証②:米国株式手数料の安さ検証③:信用取引手数料の安さ検証④:NISAでの国内株式手数料の安さ検証⑤:NISAでの米国株式手数料の安さ
おすすめスコア:4.99(2026/01/13時点)
すべての株取引の手数料が低い。お得に取引したいならここ
SBI証券は、現物取引・信用取引・NISAでの取引すべてで隙のない証券会社を探している人におすすめです。SBI証券の特徴は、インターネットコースでの取引であれば各種株取引の手数料が無料となる「ゼロ革命」を提供していること。国内株の取引手数料は取引額によらず無料で、多額の取引を考えている人でもお得に取引できます。米国株取引の手数料は約定代金の0.495%と、国内の証券会社のなかでは最低水準。為替手数料もかからないため、米国株取引のお得さはすべての証券会社のなかでトップクラスといえます。信用取引の金利・貸株料はそれぞれ2.80%・1.10%と標準的な水準ですが、取引手数料が0円の点が強み。また、信用取引でのデイトレードを考えている場合は、専用サービスの「日計り信用取引」を利用することで、取引手数料・金利・貸株料のすべてが0円となりお得です。NISAでの取引は国内株・米国株・投資信託のすべてが手数料無料で取引できます。
おすすめスコア:4.99(2026/01/13時点)
国内株の手数料は完全無料。米国株・信用取引の手数料も低め
楽天証券は、手数料の安い証券会社を探している楽天ユーザーにおすすめです。「ゼロコース」を利用することで、どんな取引金額でも国内株取引の手数料は無料。また、100円から1円単位での国内株取引ができる「かぶピタッ」というサービスを提供しており、少額のみの取引の人も大口の取引を考えている人も、手数料負担を気にせず好きな金額での国内株投資が可能です。米国株取引の手数料は業界最安水準である約定代金×0.495%で、リアルタイム取引であれば為替手数料は0銭でお得。国内株・米国株で「楽天ポイントコース」を利用すれば取引に応じて貯まるポイントをほかの楽天のサービスでも利用でき、楽天経済圏を活用している人は日々の買い物がお得になります。信用取引の金利は2.80%、貸株料は1.10%と標準的な設定ですが、「ゼロコース」の利用で取引手数料は約定金額にかかわらず無料。また、デイトレードに特化した「いちにち信用」のサービスを提供しており、1日で信用取引を完結させる場合は取引手数料・金利・貸株料のすべてが無料とお得です。NISAでの投資なら国内株・米国株・投資信託のすべての手数料が無料で、手数料を気にせず取引できますよ。
おすすめスコア:4.89(2026/01/13時点)
NISAでの取引は手数料が完全無料。信用取引のコストは高め
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)は、NISAでの取引であればお得という検証結果となりました。NISAでの取引は国内株・米国株取引ともに完全無料なので、NISAの年間投資枠の範囲内であれば個別株取引がお得にできます。約定制の「ワンショット手数料®」を活用すれば、国内株の取引手数料は100万円以下の取引は高くても500円程度と標準的な水準。また「1日定額手数料」を活用すれば、100万円までの取引については手数料がかかりません。米国株の手数料については、検証したなかでの最安レベルである取引金額×0.495%。ただし、為替手数料が1ドルあたり20銭かかるので、米国株手数料・為替手数料の合計は最安というわけではありませんでした。制度信用での信用取引は、貸株料は1.15%と標準的ですが、金利は2.98%と高めの結果に。50万円を超える取引については385円の取引手数料がかかるので、取引手数料・金利・貸株料の合計コストは比較的高めでした。
おすすめスコア:4.76(2026/01/13時点)
NISAでの取引がお得。国内株・米国株ともに手数料は低め
DMM.com証券の「DMM 株」は、米国株取引・信用取引をお得にしたいなら候補となる証券会社です。米国株式の取引手数料は、外貨決済を利用する場合については取引金額の0.495%と、業界最安の手数料水準。一方、為替手数料が発生するのがややネックで、1ドルあたり25銭かかります。制度信用の信用取引については金利が2.70%・貸株料が1.10%と標準的な水準ですが、取引金額・取引回数にかかわらず取引手数料が無料の点がメリットでした。NISAなら国内株・米国株取引ともに手数料0円で行えるので、個別株取引をしたいならNISAで行うのがおすすめです。国内株式の取引手数料は有料ですが、100万円以内の取引であれば400円以内と少額で済みます。ただし定額制の手数料プランは提供していないので、一日に繰り返し取引をする場合は手数料がかさんでしまうのがデメリットです。
おすすめスコア:4.68(2026/01/13時点)
キャッシュバック制度が充実。株取引初心者ならお得
マネックス証券は、株取引初心者ならキャッシュバックを活用できお得な証券会社です。「取引毎手数料コース」では、国内株の取引手数料は100万円以下の取引については高くても500円程度と標準的な水準。一方「一日定額手数料コース」では100万円以下の取引手数料は550円で、検証した13社のなかではやや割高な結果でした。米国株の取引手数料はほかの多くのネット証券と同じく取引金額の0.495%と低めの水準です。為替手数料は買付時こそ0銭ですが、売却時には25銭かかる点がネックでした。「米国株デビュー応援プログラム」と題し、初回入金日から20日間に取引された米国株取引手数料について、最大3万円までキャッシュバックを受けられます。NISAでの国内株取引の手数料は完全無料で、米国株の取引をした場合も後々手数料が全額キャッシュバックされるので実質無料。多額の取引をしないなら、NISA制度の上限範囲内で国内株・米国株取引をするのがおすすめですよ。制度信用で信用取引をする場合は金利2.80%・貸株料1.15%と標準的な水準。ただし取引手数料は有料のため、取引手数料・金利・貸株料をあわせたコストはやや高めという結果に。これから信用取引をはじめる人は、「信用取引はじめてキャッシュバック」により、口座開設後31日間の取引で発生した手数料が全額キャッシュバックされるのはうれしいポイントです。
おすすめスコア:4.62(2026/01/13時点)
対面型証券会社のなかでは最安水準。定額制がないのはネック
SMBC日興証券は、対面型証券会社のなかで取引手数料の安い証券会社を探しているならおすすめです。国内株取引の手数料については30万円の場合275円と、検証した13社のなかでは若干高めでした。加えて、定額制の手数料プランはない点もネックです。ただし、同じ対面型の証券会社である野村證券や大和証券と比較すると手数料は低いので、手数料を抑えられる対面型の証券会社を探している人には第一候補になるでしょう。米国株取引の手数料は取引金額×0.495%と低めの水準ですが、10万ドル未満の取引に適用される為替手数料は1ドルあたり50銭と高めです。制度信用の貸株料は1.15%と標準的ですが、金利は2.50%とやや低めの水準。取引手数料は0円なので、取引手数料・金利・貸株料をあわせたコストは検証した13社のなかでも安いです。NISAでの取引の場合も通常の現物取引と同じ手数料プランが適用されるので、NISAでの手数料が0円であることが多いネット証券と比較するとお得さは劣ります。
おすすめスコア:4.42(2026/01/13時点)
信用取引に特化するならここ。国内株・米国株の手数料は高め
野村證券は、信用取引のコストの安さを追求するのであればおすすめの証券会社です。制度信用での貸株料は1.15%・取引手数料は1約定ごと524円と標準的ですが、金利が1.20%とずば抜けて低い結果に。今回検証したほとんどの証券会社は金利が2%以上だったので、金利面では野村證券が圧倒的にお得な結果でした。ただし、国内株・米国株の取引手数料については割高です。国内株式手数料はオンラインサービスでの取引の場合、100万円以下の取引にかかる手数料は1,000円を超える場合があり、検証した13社のなかでは高めの水準でした。米国株取引の手数料は75万円超~100万円以下の取引では6,160円と高く、為替手数料も1ドルあたり50銭かかります。NISAでの取引も通常の現物取引と同じ手数料プランが適用され割高な水準でした。信用取引についてはお得な水準ですが、それ以外の取引は手数料負担が大きくあまりおすすめできません。
おすすめスコア:4.4(2026/01/13時点)
米国株取引の手数料はお得。多額の国内株取引だと手数料は高め
松井証券は、ほかの大手ネット証券と比較するとやや手数料負担が重い結果になりました。国内株式手数料は1日50万円の取引までは無料ですが、50万円超〜100万円以下の取引では1,100円の手数料がかかるなど、取引金額が多くなると手数料負担が次第に大きくなります。なお、25歳以下であれば取引手数料は無料なので、年齢が特に若い人は手数料を気にせず取引できます。NISAでの取引であれば国内株・米国株の取引手数料が無料なので、年間投資枠の範囲内であればNISAでの取引がお得です。米国株式の取引手数料は検証した13社のなかでは最安の水準。取引金額×0.495%の形式で算出され、為替手数料は一切かかりません。ただし、信用取引のコストは高め。制度信用における貸株料は1.15%と標準的ですが、金利は3.10%と検証した13社のなかで最も高い結果でした。取引手数料も100万円超200万円以下の場合は2,200円と割高で、取引手数料・金利・貸株料の合計コストは高く負担が大きいでしょう。
おすすめスコア:4.05(2026/01/13時点)
信用取引はネット証券最安クラス。米国株取引には非対応
SBIネオトレード証券は、信用取引の手数料の安さを気にするなら候補となる証券会社です。信用取引にかかるコストは今回検証した13社のなかでは低水準。制度信用における貸株料は1.10%と標準的ですが、金利が2.30%と低いうえ、手数料は取引金額にかかわらず0円とお得です。国内株の取引は、「定額プラン」を利用すれば100万円以内の取引については手数料がかからない点がメリット。NISAでの国内株取引についても、「定額プラン」を利用することで100万円以内の取引であれば手数料0円で行えます。約定制のプランである「一律プラン」を利用した場合も、100万円までの取引であれば手数料は最高でも374円と検証したなかではやや低めでした。
おすすめスコア:4.04(2026/01/13時点)
米国株の現物取引はできない。取引金額にかかわらず手数料が無料
GMOクリック証券は、米国株の現物取引には対応していない点がデメリットでした。国内株式手数料は、2025年9月から取引金額を問わず完全無料に。制度信用での信用取引は、金利が2.75%・貸株料が1.10%といずれも標準的ですが、取引手数料は無料なので信用取引の合計コストも抑えられるでしょう。NISA口座での取引手数料は完全無料である点はメリットで、国内株の取引であれば多額の取引をする場合でも手数料負担を気にする必要がありません。米国株はCFD取引をすることはできますが、現物取引には対応しておらず米国企業の個別株取引はできないのがデメリットです。ほかの証券会社と比較すると、手数料が特別安いわけではなく、米国株の現物取引にも非対応で取引の幅が狭いという結果でした。
監修者:伊藤亮太(Ryota Ito)(ファイナンシャルプランナー)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
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