自宅で筋トレや有酸素運動をする人が使用しているトレーニングマット。筋トレマットとも呼ばれており、adidas・NIKE・YURENなどさまざまなブランドから販売されているうえ、マットの厚みも薄手・厚手と多種多様です。なかには防音効果を謳っているものもあり「自宅で思いきり運動できるのはどれ?」「本当に防音効果はあるの?」と気になっている人も多いでしょう。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のトレーニングマット17商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのトレーニングマットをランキング形式でご紹介します。mybestが定義するベストなトレーニングマットは「集合住宅でも思いきり体を動かせるうえ、手入れが簡単な商品」。徹底検証してわかったトレーニングマットの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなトレーニングマットを「集合住宅でも思いきり体を動かせるうえ、手入れが簡単な商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のトレーニングマット17商品を集め、以下の4個のポイントで徹底検証しました。検証①:トレーニングのしやすさ検証②:防音性の高さ検証③:ズレにくさ検証④:手入れのしやすさ
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ズレにくく、どんなトレーニングも行いやすいベストバイ
米国発のスポーツメーカーで、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品を展開しているドームの「アンダーアーマー UAダブル サイド トレーニングマット」は、筋トレに適している厚さ6mmのトレーニングマット。トレーニングのしやすさの検証では、グリップ力が高いうえ適度なクッション性があったため、モニターからは「激しい動作でも手足がズレず、安定してトレーニングできた」というプラスの声があがりました。また、ズレにくさの検証では、バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は1.5mmと非常に小さかったため、大きい動きをしてもマットがズレにくく、運動効率を高めやすいといえます。また、TPE素材で汗汚れがついた場合でも水拭きして簡単にケアできることも魅力。しかし、表面にウェーブ状の細かい縦線の凹凸があり、ほこりが溜まりやすいので敷きっぱなしは控えましょう。防音性の高さの検証では、フローリングよりも平均5.93dBの動作音を軽減しましたが、完全防音は期待できないので、集合住宅の2階以上に住んでいる人は跳ねる種目は控えてくださいね。動作中の安定感を重視したい人や、トレーニング中にズレにくいものを探している人にぴったりなベストバイ・トレーニングマットです。
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運動内容を問わず使いやすいうえ、お手入れも簡単!
アディダス ジャパンの「トレーニングマット」は厚さ10mmの商品で、表面に大きく入ったロゴが特徴。付属品に収納紐があるので、収納時の広がりを防げます。トレーニングのしやすさの検証では、モニターから「足が沈み込みすぎない適度なクッション性で、弾力もあるので体の軸をとりやすかった」「接地面が足裏のみと少なくても、グリップがしっかりきくため足元に安定感があった」とのプラスの声が多くあがりました。体への負担が軽減されるため、長時間トレーニングをする人にも適しているでしょう。バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は15.3mmとややズレが気になる結果に。しかし、なかにはまったくズレない人もいたので、運動に慣れてくればズラさず使用できるといえます。素材はニトリルゴムなので、汗汚れがついても水拭きで簡単にケアできることが魅力。また、表面は凹凸がなくフラットなので、ほこりがついても乾拭きでサッときれいに拭き取れます。トレーニングマットを敷いて腿上げをしてみたところ、平均で64.68dBの動作音が発生。フローリングよりも平均6dBの動作音を軽減しましたが、完全防音はできませんでした。そのため、集合住宅の2階以上に住んでいる人は跳ねる種目を避けてくださいね。清潔な状態で保管でき、筋トレや有酸素運動など運動内容を問わず使いやすいトレーニングマットです。
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グリップ力が高く防音性も備えた自宅トレーニングの強い味方
日本国内のフィットネス&ケアブランドであるuFitは、誰もがいつまでもスポーツや運動を通して健康でいられる社会を目指していると謳っています。「uFit Exercise Mat」は同ブランドのマットシリーズに属するモデルで、筋トレや有酸素に適した厚さ8mmの商品。トレーニングのしやすさの検証では、グリップ力の高さと適度なクッション性により動作中に手足がズレにくく、フォームが安定しやすいため、モニターからは「回数を重ねても滑ることなく、フォームを維持できた」との声があがりました。しかし、底つき感が気になったモニターがいたため、体が痛い場合はタオルを敷くなどの工夫をするとよいですよ。また、防音性の高さの検証では、フローリングよりも平均7.11dBの動作音を軽減したため、自宅トレーニングでの防音対策に期待できるといえます。TPE素材で汗汚れがついても水拭きして簡単にケアできることもメリットですが、表面に細かい凹凸があり乾拭きだけでほこりを落としにくいことは難点。また、バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は12.4mmとやや大きかったため、激しい動作を伴うトレーニングではマットのズレがストレスになるでしょう。トレーニング中の手足の滑りにくさを重視したい人や、自宅でのトレーニング時の動作音が気になる人にぴったりです。
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運動中にマットがほとんどズレないが、手入れに手間取る
ALINCOの「エクササイズフロアマット」は厚さ9mmの商品で、運動による衝撃の吸収を考慮して作られています。トレーニングのしやすさの検証では、モニターから「フカフカした質感で、体の接地面にほとんど痛みを感じなかった」「足裏が滑りにくい表面素材で、運動中足の位置がズレなかった」とのプラスの声が多くあがりました。足の着地時の衝撃が吸収されている感覚があるので、体への負担も抑えられるでしょう。バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は4mmとほとんどズレなかったので、足を前後左右に出すなど動きのある種目に適していることがわかりました。しかし、素材がPVCなので汗汚れがついても水拭きできないことが難点。表面には細かな凹凸があるため、乾拭きしても溝にほこりがたまりやすいといえます。清潔に保ちたい場合は、小さなブラシがあると溝にたまった汚れを落とせるでしょう。トレーニングマットを敷いて腿上げをしてみたところ、平均で65.95dBの大きめの動作音が発生。フローリングで腿上げしたときよりは4.73dB動作音を軽減しましたが、完全防音はできませんでした。集合住宅の2階以上に住んでいる人は跳ねる種目を避けましょう。
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ズレにくくトレーニングしやすいが、防音性が低いことはネック
ヨネックスは、日本発のスポーツブランドで、バドミントンやテニス用品を中心に高品質な製品を展開しています。「トレーニングマット AC517」は、厚さ4mmの商品。ズレにくさの検証では、バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は9.7mmと小さく、激しく動いてもトレーニングに影響は出にくいといえるでしょう。また、トレーニングのしやすさの検証では、「グリップ力が高く滑りにくい」「フォームが安定する」といった声があがりました。一方で、「クッション性がなく腰や膝に負担を感じた」という意見も。上半身・下半身の筋トレでフォームを安定させやすいものの、腹筋を行う際はタオルをお尻の下に敷くなどの工夫が必要です。防音性の高さの検証では、フローリングで腿上げしたときと平均3.84dBしか動作音を軽減できなかったので、防音効果は期待できないといえます。集合住宅の2階以上に住んでいる人は跳ねる種目は避けてくださいね。また、TPE素材のため汗汚れがついた場合でも水拭きをして簡単にケアできることはメリット。一方で、表面には常に細かいシワのような模様があり、ほこりがついたときに乾拭きでは落としにくいことは難点です。クッション性が低いものの、グリップ力が高くズレにくいため、しっかり筋トレで追い込みたい人におすすめのトレーニングマットです。
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ズレにくい硬めのマット。足裏に凹凸を感じ、好みが分かれた
Naboso Technologyの「NABOSO トレーニングマット」はズレにくく、足を前後左右に動かすトレーニングをしたい人におすすめ。厚さ5mmの商品で、ズレにくさが良好でした。実際にバーピージャンプをしても、マットのズレは平均12.5mmと小さめ。裏面の滑り止め加工により、フローリングでもグリップが利くため、足を大きく動かすトレーニングでも、安定したフォームを保てるでしょう。硬めの素材でクッション性はなく、モニターが使用すると、表面の凹凸で好みが分かれました。「クッション性がなく、足裏に感じるマットの凸凹が運動時に気になる」「グラつかず踏み込みが安定してよい」との声がそれぞれあがったので、柔らかさより安定感にこだわる人に向いているといえます。トレーニングマットを敷いて腿上げをすると、平均64.89dBの動作音が発生。フローリングと比べて平均4.78dB軽減できたものの、完全防音は期待できないため、集合住宅の2階以上に住んでいる人は跳ねる種目は控えましょう。EVA素材で水拭きができることは利点ですが、表面に細かい凹凸があるため、ほこりが溝にたまりやすいでしょう。硬めのトレーニングマットが好みで丁寧に手入れできる人にはおすすめです。
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大きく動いてもマットがズレないが、関節への負担が大きい
レバレッジの「VALX トレーニングマット」は厚さ6mmの商品で、軽量さと弾力性を考慮していることが特徴です。トレーニングのしやすさの検証では、モニターから「表面に指が引っかかるため足が滑りにくい」とのプラスの声があがった一方で、「クッション性がほとんどなく、腰に負担がかかった」「体に衝撃が伝わりやすかった」とのマイナスの声が多くあがりました。起き上がり腹筋やレッグレイズのような、体と床の接地面が多い運動には向きません。バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は、11.3mmと比較的ズレにくいことがわかりました。裏面に滑り止め加工が施されているため、激しく動いても運動に影響は出にくいといえるでしょう。素材はTPEなので水拭きをしても素材を傷めることはなく、汗汚れがついた場合でも簡単にケアできます。しかし、表面に細かい凹凸があり、ほこりがついたときに乾拭きでは落としにくいことがネック。トレーニングマットを敷いて腿上げをしてみたところ、平均で66.15dBと大きめの動作音が発生。フローリング上で腿上げした動作音との差は2.06dBとほとんど変わらなかったので、防音性には期待できません。集合住宅の2階以上に住んでいる人は跳ねる種目を避けてください。
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汗汚れを水拭きできるが、床の硬さを感じることがネック
Reebokの「トレーニングマット」は厚さ7mmの商品で、湿気の吸収を抑えると謳っています。汗をかくトレーニング時に活躍するでしょう。トレーニングのしやすさの検証では、モニターから「表面の横に入った凹凸がグリップ力を向上させたため、手足が滑りにくかった」とのプラスの声があがりました。しかし「柔らかすぎる素材のため、体の接地面に床の硬さを感じた」「運動中にトレーニングマットが伸びて、フォームが崩れやすかった」とのマイナスの声も。スクワットやプランクなど、動きの少ないトレーニングを行うだけなら購入を検討してもよいでしょう。バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は20.6mmと、大きくズレました。そのため、激しい動きには向かないといえます。素材がニトリルゴムなので、汗汚れがついた場合でも水拭きできることはうれしいポイント。表面の横に入った凹凸に汚れがたまる可能性がありますが、一方向に拭き取ればだいたいの汚れは落とせるでしょう。トレーニングマットを敷いて腿上げをしてみたところ、平均で65.81dBの動作音が発生。フローリング上で腿上げしたときの動作音との差は4.86dBと、ほとんど防音できないことが判明しました。集合住宅の2階以上に住んでいる人は、跳ねる種目を避けてくださいね。
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足元の安定感はあるが、クッション性が低く体に痛みを感じる
MTGの「SIXPAD トレーニングマット」は厚さ4mmで、SIXPADから登場したフィットネスのための新シリーズ商品です。トレーニングのしやすさの検証では、モニターから「足元が安定し、ワイドスクワットを行いやすかった」とのプラスの声があがりましたが、「かなり薄手のため、床で運動をしているような感覚だった」「レッグレイズの際、関節に痛みを感じた」とのマイナスの声が多数見受けられました。バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は13.6mmと、ほとんどズレませんでした。裏面に滑り止め加工が施されており、フローリングで使用してもしっかりグリップがききますよ。そのため、足を前後左右に動かすトレーニングに適しているといえます。素材はTPEで水拭きしても問題なく、汗汚れをきれいに落とせます。しかし、表面にSIXPADの文字が突起となって全体に施されているので、ほこりがついた場合は乾拭きでは落としにくいでしょう。トレーニングマットを敷いて腿上げをしてみたところ、平均で68.19dBの動作音が発生。フローリング上で腿上げしたときよりも2.49dB動作音を軽減しましたが、音の変化は体感ではほぼ感じられませんでした。集合住宅の2階以上に住んでいる人は跳ねる種目を避けましょう。
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最安価格:2,758円(2025/12/02時点)
足裏で床を捉えやすいが、あまり動作音を軽減できない
SKLZの「トレーナーマット」は厚さ4.5mmの商品で、表面にさまざまな運動内容のイラストと説明がプリントされています。トレーニングのしやすさの検証では、モニターから「足裏でしっかり床を捉えられるので、スクワットしやすかった」とのプラスの声があがりました。一方、「クッション性がほとんどないため、関節に痛みを感じた」とのマイナスの声も多数あがり、体の接地面が多い運動には向かないことが判明。バーピージャンプをしたときのトレーニングマットのズレの平均は22.4mmと、かなりズレました。裏面に滑り止め加工が施されていないので、激しく動く運動の際は転倒しないよう注意してくださいね。また、素材がPVCなので水拭きには適していません。表面には細かな凹凸があるため、ほこりが付着したら溝にたまる可能性がありますよ。トレーニングマットを敷いて腿上げをしてみたところ、平均で67.43dBの動作音が発生。フローリングで腿上げしたときの動作音との差は3.25dBだったので、ほとんど防音されないと考えてもよいでしょう。集合住宅の2階以上に住んでいる人は、跳ねる種目を避けてくださいね。
監修者:久野圭一(Keiichi Hisano)(パーソナルトレーナー/ボディメイクスペシャリスト)
ガイド:奥冨舞(マイベスト へルスケアチームマネージャー)
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