株式会社令和トラベルは12月3日、旅行・サービス業に特化したAIチャットエージェント「NEWT Chat(ニュートチャット)」のベータ版提供を開始しました。
旅行・サービス業では、予約はオンラインで完結できるようになった一方で、その後の接客や問い合わせ対応は依然として人の手を必要としています。慢性的な人手不足により、夜間対応や多言語対応、繁忙期の問い合わせ増加などが現場の大きな負担となり、顧客満足度の低下やスタッフの疲弊につながるケースも少なくありません。
また、AI導入には高度なシステム知識が求められることが多く、現場スタッフにとって負担の大きいものになる場合があります。くわえて、開発や運用コストも高く、単一施設での導入は現実的に困難なケースが多く見られています。
こうした背景を踏まえ、令和トラベルでは、宿泊施設の現場で”スタッフの一員”として働くAIチャットエージェント「NEWT Chat」を開発しました。NEWT Chatは、わずか5分で導入できる手軽さを備えながら、24時間365日・多言語対応の自動応答を実現します。確実に業務負担を軽減しつつ、接客品質の維持と向上を支援し、日々のやり取りを通じて学習を重ねることで、施設ごとに最適化された対応へと進化していく設計となっています。
完全無料で、AIがゲストの問い合わせにリアルタイムで応答し、深夜帯や多言語問い合わせの対応人員を軽減します。
ホテル、旅館、レストラン、サウナ、観光施設など旅行・サービス業のFAQや館内情報を学習済みです。管理画面からFAQやナレッジを簡単に追加・更新でき、運用を通じて継続的に最適化されます。
既存サイトに数行のスクリプトを埋め込むだけで設置が可能です。ブランドトーンやウィジェットデザイン、ウェルカムメッセージの設定も管理画面から直感的に操作できます。
ゲストからのおすすめ依頼に対して適切なプラン提案を行う機能が搭載されています。問い合わせ履歴や利用統計(メッセージ数など)を可視化できるレポート機能も標準装備です。将来的には、会話の文脈から自動的にアップセル提案を行う機能なども実装予定とのことです。
NEWT Chat(ニュートチャット)
2025年12月(正式版は今冬リリース予定)
40言語以上(日本語、英語、中国語 ほか)
自動応答、FAQ管理、問い合わせ履歴の可視化、利用統計レポートなどが搭載されています。
PMS・予約エンジン・OTA連携、CRM連携、自動アップセル提案、コンバージョン追跡、LINE公式アカウント対応、メール対応などが予定されています。
専用管理画面で設定後、Webサイトへスクリプトを埋め込むだけで利用可能です。将来的にはLINEなど各種チャネルにも対応予定とのことです。
ベータ期間中は、宿泊・観光など幅広いパートナーと連携し、業務プロセスや売上改善の実証を進めます。正式リリース後には、CRM連携や多拠点管理、音声インターフェースなどの機能拡充が予定されています。
篠塚孝哉さんは「旅行業界では、”人ならでは”のホスピタリティを大切にしながら、デジタルの力で体験価値を高めていくことが求められています。NEWT Chatは、ゲスト一人ひとりと寄り添う”魔法のAIチャットエージェント”として、スタッフの皆さまの業務負担を軽減し、よりクリエイティブな接客やサービス開発に専念できる環境を支援します。ベータ期間中は、より多くの事業者さまと共にプロダクトを磨き込み、正式リリースに向けて準備を進めてまいります。」とコメントしています。
12月3日より、「NEWT Chat」誕生の裏側や開発ストーリーをお届けする特別企画「AI × Travel Innovation Week」が令和トラベルのnote上で開催されます。NEWT Chatのリリース背景、プロダクトの価値、開発体制、そして今後の展望など”舞台裏”が12月3日〜6日まで毎日公開予定です。
『NEWT』は「かしこい、おトク、旅行アプリ」として、海外ツアーや宿泊施設の予約が可能です。


