5年ぶりに、ラッセル2000指数（IWM）が過去最高値を更新する一方、通常は同時に高値をつけるビットコインBTC$92,441.66は連動せず、10月の記録を27％下回ったままだ。歴史的に見ると、最大の暗号資産および暗号資産全般は追いつく可能性が高い。

米国小型株の指標であるラッセル2000は木曜日に過去最高値を記録し、ダウ工業株30種平均（DJIA）やS&P500指数などの大型株の指標も同様だった。ナスダック100は過去最高値をわずかに下回っており、銀を筆頭とする金属も高値を更新している。

2020年以降、ラッセル2000の新高値は通常、ビットコインBTC$92,441.66の新高値と一致していた。この連動は2021年11月にビットコインが69,000ドルでピークを迎えた時に明らかだった。それは2024年11月初旬にビットコインが90,000ドルを超えた時、そして10月中旬に126,000ドルまで急騰した時にも再び現れた。両者は11月21日に底を打った。

Milk Road MacroはXで、小規模でよりリスクの高い企業は大型株よりも金利変動に敏感であると指摘した。この感応度は、水曜日の連邦準備制度理事会による0.25％の利下げを受けて特に重要だ。ゴールドマン・サックスによると、2026年のラッセル2000の一株当たり利益成長率の期待値は約49％と非常に高い。

一方、CME Fed Watch Toolによると、今後12ヶ月で0.5％分の追加利下げが現在市場に織り込まれている。これにより暗号資産のようなよりリスクの高い資産にさらなる後押しが提供されるだろう。

FRBが国債購入を開始

流動性のもう一つの源泉は、FRBの国債購入プログラムの開始だ。ZeroHedgeによると、これは金曜日の後半に始まり、準備金管理プログラムの一環として82億ドルからスタートする。

この購入は、12月12日から始まる400億ドル規模の国債購入計画の一部であり、満期を迎えるエージェンシー証券の再投資と並行して行われ、マネーマーケットへの新たな流動性注入を示している。