ブラックロックのウォレットから2億7,000万ドルがCoinbaseに移動、BitcoinとEthereumが売却リスクに直面

LookonchainとArkhamからのオンチェーン送金のスクリーンショットによると、BlackRock関連のウォレットから約2億7000万ドル相当のBitcoinとEthereumがCoinbase Primeに送金されました。送金額は約1億8170万ドル相当の2,019 BTCと約9130万ドル相当の29,928 ETHに上ります。1つの大きなパッケージではなく、複数の入金に分割されており、これは機関投資家が物事を処理・実行する際の典型的なパターンです。

Ethereum側では、Arkhamの送金ビューによると、BlackRockのETHA Ethereum ETFインフラに紐付けられたウォレットから、10,000 ETH、9,928 ETH、そして別の10,000 ETHという3つの大きなブロックがCoinbase Primeの入金アドレスに送信されました。Bitcoin側では、同じビューでBlackRockのIBIT Bitcoin ETFに紐付けられたウォレットから、300 BTCの繰り返し入金と219.392 BTCのエントリーが表示されています。

Coinbase Primeは機関投資家向けに設計されており、カストディ、OTC取引スタイルの執行、取引所へのアクセスを1か所で提供しています。Primeに資金を入れることは、公開取引の確認とは異なります。しかし、資産を売却したり、デリバティブの担保資産として使用したり、ETFの設定と償還活動の決済に使用したりできる場所に置くことになります。

全体像

この送金は、SoSoValueのデータに見られるように、ETFフローの軟化と一致しています。米国のBitcoinスポットETF表は、先週金曜日の1日の純流出額が1億5825万ドルで、IBITが単一ファンドとして最大の1億7358万ドルの流出を報告しています。

2025/12/19時点の週次ビューでは、週次純流出額が4億9705万ドルとなっています。ただし、累積純流入額は574億1000万ドルを上回り、純資産総額は1148億7000万ドルに近づいています。

TradingViewのスナップショットでは、BTCは8万7000ドル台後半からの日中の上昇後、約9万298ドルとなっています。フローがマイナスでPrime入金が増加している中、市場は他に証明されるまで、各新規トランシェを売り手側の供給として扱うでしょう。