オンチェーンデータ分析企業、CryptoQuantの創設者Ki Young Ju(キ・ヨンジュ)氏はXへの投稿で、ビットコイン(BTC)に対する機関投資家の需要は依然として高いとの見解を示した。
その根拠として挙げているのが、オンチェーン上の「蓄積アドレス」への流入動向だ。同氏の分析によると、取引所から流出し、長期保有を目的としたカストディウォレット等へ移動するビットコインの量は高水準を維持している。これは、短期的な価格変動に左右されない「スマートマネー(機関投資家や大口投資家)」が、将来的な値上がりを見越して着々と現物を確保していることを示唆している。
[マイナーと取引所を除く大口保有者の動き。:CryptoQuant]
これ以外にも機関投資家の関心の強さを示すサインは複数確認されている。まず、アメリカのビットコイン現物ETF(上場投資信託)への継続的な資金流入だ。主要なETFには、価格調整局面でも押し目買いの資金が投じられている。さらに、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)におけるビットコイン先物の建玉(OI)が過去最高水準にあることも、プロの投資家が市場に深く関与している証拠と言えるだろう。
市場のボラティリティは高いが、長期的には、機関投資家の蓄積姿勢と大口保有の安定感が、市場の基盤を支えていると見られる。
|文・編集:井上俊彦
|画像:CryptoQuant
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