ビットコイン
BTCは21日も大幅に続落し、6日連続の陰線を確定した。日足レベルのトレンドラインを下方にブレイクしたこともあり、市場にはリスク回避のムードが広がっている。そんな市場心理に対して、プロアナリストからは依然として楽観的な分析が発信されている。
マクロスペシャリストのSykodelic氏は21日、自身のXにて「BTCが8万9,000ドルを割ったら強気相場終了という声が目立つが、これは誤解だ」との見解を示した。
むしろ現在の局面は、上昇前に流動性を整理する底固めフェーズと捉える方が自然だ。多くの場合、安値圏での清算によって過剰なロングポジションが整理され、その後に持続性のある上昇トレンドへ移行する。むしろこのプロセスを経ずに価格だけが上昇した場合、11万ドル付近といった高値圏から再び急落するリスクが高まる。
また「ビットコインが8万ドル付近を一時的に下回った場合、強気相場が崩壊する」という見方もあるが、これも正確ではないとSykodelic氏は主張。この水準までの調整が入ったとしても、流動性回収を伴う健全な押し目形成として機能する可能性が高いとの見立てだ。
「もちろんこのシナリオが必ず実現するとは限らない」と前置きをしつつ「一つの展開に固執せず、複数のシナリオを想定した上で市場に向き合うことが重要だ」とSykodelic氏は投資家に向けて呼びかけた。
オンチェーン分析アナリストのCHAIN MIND氏は21日、自身のXにて「現状の急落はビットコインにとって強気だ」との見立てを共有した。
CHAIN MIND氏は、現在の相場状況が、大きな上昇相場のきっかけとなった2019年初頭と構造的に似通っている点を指摘。2025年の第4四半期に、週足のサポートを下回るほどの大規模なロングポジション清算が発生したものの、2026年1月からは一転して価格が反発しており、2019年の上昇相場直前と非常に似た動きを見せている。
この動きが、トレンド転換を示唆している可能性があるとCHAIN MIND氏は推測する。添付されている画像を見ても、双方のチャートの形状がほぼ完全に一致していることから、今後の値動きには非常に注目すべき局面だ。
ビットコインは現在短期には弱気局面に見えるが、この動きがベアトラップとなり、急激なトレンド転換の前触れとなる可能性も頭に入れておく必要がある。一方的に目線を固定するのではなく、あらゆる展開を想定し、リスク・資金管理を徹底していこう。
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