ヘデラの価格は直近のセッションで下落し、通常は上昇傾向のブレイクアウトを示唆する下降型拡大型ウェッジパターンを形成している。HBARは本稿執筆時点で0.0923ドルで推移し、0.0938ドルのレジスタンス水準を依然として下回っている。
テクニカル構造は上昇余地を示唆するものの、ビットコインの動向がこのブレイクアウト実現の鍵となる可能性がある。
マネーフローインデックス(MFI)は、HBARの価格動向に対して強気なダイバージェンスを形成している。HBARが直近で安値を更新した一方、MFIはより高い数値を記録した。このダイバージェンスは、市場の表面下で売り圧力が弱まっていることを示す。
強気ダイバージェンスは、暗号資産市場において反転局面の前兆となることが多い。価格が下落しているにもかかわらずモメンタム指標が改善する場合、売り手の勢いが低下している証左である。投資家が売却ペースを落としている模様であり、これがHBARの価格を安定させ、反発を試みる余地を広げる可能性がある。
下降型拡大型ウェッジからのブレイクアウトが確認されれば、強制的なショートの清算が引き起こされる可能性がある。清算データによれば、0.1012ドル付近にショートポジションが集中している。この水準を上抜ければ、弱気トレーダーに圧力がかかるだろう。
清算マップによれば、清算されるショートポジションの大半は0.1012ドルまでに集中している。このゾーンを上抜ければ、約434万ドル規模の清算が発生する見込み。清算に伴うショート側の強制買い戻しは、しばしばアルトコインの強い上昇トレンドを加速させ、ブレイクアウトの構造をより強固にする。
テクニカル指標の改善が見られるものの、依然としてビットコインが最大の影響力を持つ。ヘデラは、ここ数か月でビットコインとの連動性が一段と高まっている。ビットコインが下落する場面では、HBARも同様の弱含みを示す傾向があり、内部要因の強さに関わらず相関する動きが目立つ。
2025年6月から7月にかけて、ビットコインが上昇しつつHBARが横ばいとなった短期間の乖離が見られたが、それ以外の期間は概ね連動した推移となった。現在の相関性が強まるなか、ビットコインが上昇の勢いを欠けば、HBARの反発も難しくなる展開が予想される。
HBARの現在価格は0.0923ドルで、下降型拡大型ウェッジの中で推移している。直近のレジスタンスは0.0938ドルで、上値を抑えている状況。確実なブレイクアウトには、0.1005ドルの水準をサポート化し、0.1071ドルを明確に突破する必要がある。
これらの水準を突破できれば、強気な見通しが強化され、0.1300ドルへと上昇する道が開かれる。この水準は直近の下落分の回復と位置付けられる。ただし、中期的な持続的上昇の前には、まず0.1071ドル到達が最重要の短期目標となる。
一方、ビットコインの再びの下落が強まれば、この強気シナリオは無効化される可能性がある。0.0938ドルの突破失敗や0.0855ドルのサポート割れとなれば、下値リスクが高まる。0.0780ドルまで下落すれば、継続的な持ち合い局面入りが確定し、ブレイクアウトシナリオはさらに先送りとなる。


