この記事の要点
分散型取引所(DEX)のユニスワップ(Uniswap/UNI)を開発する「Uniswap Labs」は2026年2月21日に、AIエージェントがオンチェーン取引を自律的に実行するための「7つの新しいスキル(Skills)」をリリースしたことを発表しました。
今回公開されたツールセットは、AIエージェントがUniswapプロトコルのコア機能に「構造化されたアクセス」を行うためのものであり、開発者はこれを利用することで、トークンのスワップ(交換)や流動性の提供といった複雑なDeFi操作を自動化するエージェントを容易に構築できるようになります。
Uniswap LabsがGitHub上の「uniswap-ai」リポジトリで公開したこれらのスキルは、AIエージェントが曖昧な指示ではなく、標準化された手順でプロトコルと対話できるように設計されています。これにより、統合時のエラーが減少し、AIによる分散型金融(DeFi)操作の信頼性と安全性が大幅に向上すると期待されています。
具体的に提供された7つのスキルは、Uniswap v4への対応を含め、以下の機能をカバーしています。
開発者は『npx skills add uniswap/uniswap-ai』といったシンプルなコマンドを使用するだけで、これらのスキルを自身のエージェントに組み込むことが可能です。これにより、これまではカスタムスクリプトに頼っていた複雑なオンチェーン作業が、標準化されたモジュールとして容易に実装できるようになります。
今回のリリースは、Uniswapが単なる取引所から、AIエージェントが活動するための「実行レイヤー」へと進化しようとしていることを示唆しています。
Web3(分散型ウェブ)業界では現在、人間が操作するウォレットではなく、AIが自律的に資産を管理・運用する「Agentic Workflow(エージェントワークフロー)」への注目が高まっています。Coinbaseなどの他社もAIウォレット機能を強化する中、DeFiの最大手であるUniswapが公式にツールセットを提供したことは、このトレンドを決定付ける重要な動きと言えます。
特にUniswap v4では「フック(Hooks)」と呼ばれるカスタマイズ機能が導入されていますが、今回公開されたスキルにはこれらを展開・管理する機能も含まれています。将来的には、AIエージェントが市場の状況をリアルタイムで分析し、最適な戦略で流動性を提供したり、エアドロップの機会を自動で検知して参加したりする未来が訪れると期待されます。
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source:Uniswap公式X
サムネイル:AIによる生成画像


