ホワイトハウスがビットコイン支持派のケビン・ウォーシュ氏をFRB議長に指名したことを受け、ビットコイン(BTC)のショートポジションで5億3000万ドル超が数時間以内に清算され、暗号資産市場全体で急騰が起きた。
ビットコインは12時間で9%上昇し、時価総額は1230億ドル増加。イーサリアム(ETH)は同期間で11%上昇し、時価総額は260億ドル増加。
ビットコインは7万3000ドルの心理的水準を回復し、本稿執筆時点で7万3413ドルで取引されている。
この動きにより、デリバティブ市場全体でショートの清算が連鎖し、Coinglassのデータによると過去1時間でショートポジション約3000万ドルが吹き飛んだ。過去24時間の清算総額は5億3000万ドルに達した。
この上昇はショートポジションの売り手を直撃した。BTCやETHの下落に賭けていたトレーダーが急騰で追い込まれ、強制買い戻しにより上昇圧力がさらに強まった。
今回の急騰の政策的なきっかけはワシントン発。ホワイトハウスが、暗号資産に理解を示すと広く評される元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏を4年間の連邦準備制度理事会議長に正式指名した。
一方、ビットコインと従来の安全資産の乖離は拡大。ビットコインは2桁近い上昇率を示す一方、金は3%下落。伝統的な価値保存先からデジタル資産への資金シフトが鮮明となった。
ウォーシュ氏の指名とセイラー氏の強気な発言(売り手の売却以上にBTCを購入する可能性を示唆)は、マクロ政策への期待や機関投資家のポジションが市場を動かす展開を印象付けた。


