トンコイン(TON)、ジーキャッシュ(ZEC)、ベニス・トークン(VVV)が今週末、日足で上昇傾向を示す3つの主要アルトコインとなっている。それぞれのトークンは、土曜日の市場で出来高増加とともに新たな上抜けを記録し、次の主要なフィボナッチ目標までの明確な上昇経路に入った。
各コインは過去1週間で重要なレジスタンスを突破した。SNS「X」上の情報では、現在のもみ合いが買い手優勢で解消されれば、上昇がさらに加速する可能性が指摘されている。
トンコイン(TON)は5月4日、数カ月続いた蓄積ゾーンを上抜けした。ブレイクアウト時の日次出来高は、昨年10月以来最大のグリーンキャンドルとなった。
以降も買いの出来高は毎回拡大している。価格は現在、フィボナッチ0.618戻しの2.74ドル水準にある。この水準は2025年8月高値から今年4月安値(1.12ドル)までを基準に算出したもの。
この水準を日足終値で突破すれば、フィボナッチ0.786戻しの3.10ドルまでの道が開ける。仮に調整が入った場合、最初の主なサポートは0.382戻し付近の2.12ドルとなる。
勢いを示す指標は93付近まで上昇している。ボリンジャーバンド幅パーセンタイル(BBWP)も極端な赤色となっており、過熱感を示す。ただし、現時点で弱気なダイバージェンスは発生しておらず、直近のトレンドは維持されている。
今回のブレイクアウトは、ネットワークへの新たな熱狂的関心と重なっている。テレグラム創業者パベル・ドゥロフ氏は、テレグラム自身をTON最大のバリデータとするロードマップを示した。
トレーダーのザック・ハンフリーズ氏は、今回の動きが教科書的な拡大フェーズの始まりだと指摘する。同氏は、TONが現在2.89ドルのディストリビューション・ブロックを試していると分析。ここをサポート化できれば、6ドルへの長期的な上昇余地が見えると述べた。
ジーキャッシュ(ZEC)は、4月13日に0.236フィボナッチ(317ドル)で反発して以来、上昇基調となっている。2日前、プライバシーコインの同銘柄は0.618フィボナッチ(533ドル)を突破した。この水準は、12月29日のスイング高値(青丸)とも重なる。
次の目標は0.786フィボナッチ付近の628ドルである。下落時は、0.382フィボナッチ400ドルが最初に意識される主なサポートとなる。可視範囲出来高プロファイル(VRVP)では、最後の大きなレジスタンスノードが690ドル付近にあり、それより上の出来高は薄い。
勢いは過熱している。14日間相対力指数(RSI)は86となり、かなりの買われ過ぎ水準。BBWPも高いボラティリティ拡大を示している。
今回のブレイクアウトは、機関投資家の関心急増とも重なっている。マルチコイン・キャピタルは今週、マイアミのConsensusでZECの大型ポジションを開示。ETFの思惑も加速し、新たなロビンフッド上場も材料となった。
SNS「X」のアナリスト、TheMoonShow氏は、580ドル上抜けを確認した1時間足のタイトな三角持ち合いチャートを共有している。
Veniceトークン(VVV)は、この3銘柄の中で最も強い。Venice AIエコシステムのネイティブトークンは、2026年の過去最高値となる13.96ドル付近に到達した。2月13日のブレイクアウト以来、価格は一貫して上昇傾向が続く。
2月13日の安値から直近高値までを基準にフィボナッチ・リトレースメントを引くと、2つの主要なサポートゾーンが浮かび上がる。0.618のフィボナッチは9.30ドル、0.382のフィボナッチは6.42ドルに位置する。
上値の目標は外部フィボナッチ・エクステンションから算出した。1.272倍のエクステンションは17.30ドル、1.618倍のエクステンションは21.52ドルに到達する。
14日間RSIは80で推移し、弱気ダイバージェンスもみられず上昇が続く。BBWPによるボラティリティも、拡大局面が継続する。
20ドル台への上昇は、1.272倍と1.618倍の外部フィボナッチ水準の間に位置する。両エクステンションは日足チャートに示されている。長期的なVVVの行方を注視するトレーダーにとっては、9.30ドルを下回らない限り、この構造が維持される。
3銘柄とも、各ブレイクアウト水準を維持すれば上昇継続が見込める。2.51ドル(TON)、400ドル(ZEC)、もしくは9.30ドル(VVV)の水準を終値で下回れば、直近の見通しは無効。そうなれば、より深い調整局面に焦点が移る。
上昇継続を支えるのは、週末土日の間、勢いが続くことだ。現在のフィボナッチ水準で買い手が売り供給を吸収する場合、各チャートは来週にかけ新たな上昇局面を示唆する。
