米ワイオミング州の公的機関であるワイオミング・ステーブル・トークン委員会(Wyoming Stable Token Commission)が発行する独自ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」が、海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)を通じて購入可能になった。同委員会が1月8日に発表した。
発表によると、FRNTは米国で初となる法定通貨担保・完全準備金制度を採用した公的機関発行のステーブルコイン。約3,000億ドル(約47.4兆円)規模に成長しているステーブルコイン市場への新規参入となる。
FRNTの準備金は米ドルおよび短期米国債によって100%裏付けられており、さらに州法に基づき2%の超過担保が義務付けられている。準備金から得られる利息は、ワイオミング州の学校プログラムに還元され、公共財としての役割と州財政の収益多様化の機会を提供するという。
同トークンは、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、ベース(Base)、イーサリアム(Ethereum)、オプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)、ソラナ(Solana)の7つのブロックチェーン上で提供されている。2026年には、さらに対応ネットワークを拡大する予定だ。
ワイオミング州は2025年3月、州独自のステーブルコイン「ワイオミング・ステーブル・トークン(WYST)」のテストを開始していた。WYSTは米ドルと1対1でペッグされた州裏付けの米ドル建てステーブルコインで、FRNTはこのWYSTを日常利用向けにリブランドしたものとなる。
FRNTは個人、企業、機関を対象に、安全かつ効率的なデジタル取引手段の提供を目的としており、即時決済や低手数料といった特徴を備える。なお、FRNTの発行は、ワイオミング州ステーブルトークン委員会と、オムニチェーンプロトコル「レイヤーゼロ(LayerZero)」との連携により行われている。
画像:PIXTA


