賃貸向け火災保険(家財保険)とは、マンションやアパートなどの賃貸物件に住む際に加入する火災保険のこと。火災によって部屋や家財が破損・汚損した際に、入居者自身の持ち物や賃貸契約に基づく賠償責任をカバーします。しかし、「火災保険に自分で加入すると本当に安くなる?」「地震の被害も補償される?」などと気になることもあり、加入を迷っている人も多いでしょう。
今回は、インターネットで人気の賃貸向け火災保険6商品を、3個のポイントで比較して徹底検証。あなたにおすすめの賃貸向け火災保険をランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな賃貸向け火災保険は「借家人・同じ建物に住む人・自分の所有物への補償が十分できて、保険料が安い商品」。徹底検証してわかった賃貸向け火災保険の本当の選び方も解説しますので、ぜひ検討の際の参考にしてください。
マイベストではおすすめな賃貸向け火災保険を「借家人・同じ建物に住む人・自分の所有物への補償が十分できて、保険料が安い商品」と定義。そんなあなたにおすすめな賃貸向け火災保険を探すために、インターネットで人気の賃貸向け火災保険6商品を集め、以下の3つのポイントから徹底検証しました。検証①:保険料の安さ検証②:補償範囲の幅広さ検証③:補償限度額の高さ
おすすめスコア:4.28(2026/02/02時点)
保険料の安さは魅力だが、地震補償を付帯できない点が気になる
アイアル少額短期保険の「賠償保険付き 愛ある賃貸火災保険 」は、保険料は安めではあるものの、地震の補償を付帯できないため補償内容としては物足りない印象です。盗難・水災の補償を付帯できるベーシックプランと、それらを除いたシンプルなエコノミープランの2種類から選べます。保険料は、検証したいずれの条件でも比較した商品の平均より低め。単身でM構造の物件に住んでいるケースでは水災補償なしで年間3,350円、水災補償ありで年間4,550円です。一方、借家人賠償責任保険の金額は2,000万円と平均より高めでした。また、地震補償は付帯できず、破損・汚損にも非対応。居住が困難になった際には緊急避難費用保険金として1泊5,000円が支払われる点は比較的手厚いといえるものの、総合的には補償範囲は狭めといえます。保険料の安さを重視する人には検討候補になりますが、行き届いた補償を求める人には補償内容と補償範囲は不十分かもしれません。低価格で加入したい人向けの内容なので、補償内容をしっかり確認し、納得できるかどうかを判断しましょう。
おすすめスコア:4.22(2026/02/02時点)
保険料は割高だが補償範囲が幅広い。万が一の補償も手厚い
損保ジャパンの「THE 家財の保険」は、幅広く補償をつけたい人に検討してほしい火災保険です。水災補償や地震補償を付帯できるうえ、借家人賠償責任保険の金額も平均より高めの3,000万円設定が可能。避難先での費用や見舞い費用など、思わぬ出費にも臨時費用保険金が適用されるのも心強いポイントです。補償範囲はかなり幅広く、地震保険はもちろん、火災・落雷・風災・ひょう災・雪災・水災・破裂・爆発・水漏れ・漏水・破損・汚損・盗難・暴力行為・残存物の除去など、検証した項目すべてをカバー。ただし、地震を原因とする火災は、地震保険とセットで加入しないと補償されないので注意が必要です。借家人賠償責任の補償限度額は、3,000万円と比較したなかでもトップクラス。万が一のときも手厚い補償を受けられるでしょう。また、臨時費用保険金の限度額も100万円と充実しています。ただし、構造や補償内容にかかわらず比較した商品の平均よりも保険料は割高です。まずは自分の住環境やライフスタイルに合わせ、補償内容をチェックしてみてください。
おすすめスコア:4.01(2026/02/02時点)
加入しやすい保険料。水災・地震補償を付帯できないのはネック
チューリッヒ少額短期保険の「ミニケア-賃貸保険-」は、地震や水災の補償を付帯できなくても、保険料を抑えたいなら検討の余地あり。保険料は水災補償なしの条件では平均より安いという結果でした。住む人数や建物の構造にかかわらず、平均より安くなっています。ただし、水災補償は付帯できないため、水災被害に遭う可能性のある地域や階層に住む場合は他の保険で試算することも検討しましょう。また、補償内容はやや限定的で、水災・地震による損害は補償の対象外でした。破損・汚損への補償もありません。また、借家人賠償責任保険の補償限度額も1,000万円と、平均を下回りました。借りている部屋に30日以上住めなくなった場合は1回の事故につき生活再建費用が支払われるものの、金額は10万円と低めです。また、消火器具を使用するなどで損害の発生または拡大防止のために有益と認められる費用を支出したときは、損害防止費用として補償が適用されます。とはいえ補償の幅広さはやや限定的なため、幅広い補償を求める人や万が一の水災・地震リスクに備えたい人は、ほかの保険もチェックしてみてくださいね。
おすすめスコア:3.96(2026/02/02時点)
補償限度額はやや高め。水災・地震補償が付帯できないが保険料は割安
日新火災の「お部屋を借りるときの保険」は、補償限度額は高めながら、水災や地震の補償を付帯できないところがネック。水災・地震・破損・汚損への補償がなく、比較検証した10項目のうち7項目のみの補償に留まり、補償範囲は十分とはいえません。保険料は、全体的に比較した全商品の平均よりも割安。建物の構造にかかわらず、どの検証条件でも検証した商品の平均を1,000円以上下回りました。とはいえ、借家人賠償責任保険が2,000万円と高めで、修理費用保険も100万円あるのはうれしいポイント。排水管のつまりや水漏れ、エアコンの故障の応急処置などをサポートするサービスが付帯しているのは魅力的です。水災・地震の補償がつけられないものの、手厚いサポートサービスや補償限度額の高さは利点。付帯できる補償内容が自分の生活環境に合うか、補償内容に納得できるかが、選択の決め手となるでしょう。
おすすめスコア:3.72(2026/02/02時点)
水災補償ありの保険料は割安。地震補償の付帯はない
あそしあ少額短期保険の「へやパス」は、水災補償は付帯できますが、地震への補償は付帯できない保険です。地震を原因とする火災では家財保険金額の5%が支払われるものの、それ以外の地震による被害は補償されません。保険料は全体的に安めで、M構造で水災補償ありのプラン・T構造の単身プラン・H構造の単身プランは、比較した平均より安い年間7,400円の設定です。また、火災や水漏れなどの基本的な補償は備わっているものの、地震補償が付帯できない点には注意が必要。補償限度額の高さでも、借家人賠償責任保険は1,000万円と平均より低めです。保険料は今回検証した水災補償ありの条件では平均より安いものの、肝心の地震補償がないうえに補償限度額もいまひとつ。同等の補償内容で探せばよりリーズナブルな保険を選べる可能性もあるので、ほかの保険とも比較して検討するのがおすすめです。
おすすめスコア:3.57(2026/02/02時点)
補償内容は幅広いが、保険料が平均より高い
三井住友海上の「リビングFIT」は、地震補償や水災補償など幅広い補償がつけられるのは魅力ですが、保険料が高い点はネック。M構造・水災なし・単身の場合、年間の保険料は検証した商品の平均より5,000円以上高いという結果でした。いずれの条件でも年間の保険料は10,000円を超えており、全体的に保険料が高い点が気になります。補償内容では地震・水災補償が付帯され、火災をはじめ落雷や風災などを幅広くカバーしており、充実しています。基本的な補償だけでなく、手厚いサポートを求める人にぴったりな補償範囲ですが、保険料の高さはマイナスポイント。予算に合うかどうかをふまえたうえで、加入を検討してみてくださいね。
監修者:松浦建二(CFP ®認定者・1級FP技能士)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
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