マルチアセットモードを有効化する方法
1. マルチアセットモードとは?
マルチアセットモードは、複数の資産を共有証拠金プールで一元管理できるリスク管理方式です。これにより、ユーザーは対応トークン(BTC、ETH、USDTなど)を担保としてまとめて利用し、USDT-M先物で取引することが可能です。異なる資産間で利益と損失を相互に補填し、トークン間で担保価値を他の資産に変換することで、資本効率を大幅に向上させ、単一ポジションの強制決済リスクを低減します。
1.1 マルチアセットモードの特徴
資本効率の向上:ステーブルコイン以外の資産(BTCやETHなど)を直接証拠金として利用できるため、頻繁な変換や関連コストを回避できます。
リスクヘッジ:複数ポジションの損益が自動で相殺され、ボラティリティに対するアカウントの耐性が向上します。
運用効率の向上:証拠金の手動変換や追加が不要となり、市場変動に迅速かつ効果的に対応できます。
1.2 マルチアセットモードの制限
1) マルチアセットモードはUSDT-MおよびUSDC-M先物をサポートしていますが、Coin-M先物はサポートしていません。
2) クロスマージンモードのみ対応しており、分離マージンは利用できません。また、マルチアセットモードではポジションエアドロップ、株式先物、予測先物はサポートされていません。
3) マルチアセットモードでは、コピートレードおよびサブアカウントは利用できません。
2. マルチアセットモードを有効化する方法
2.1 ウェブ版
MEXCの公式ウェブサイトにアクセスします。上部ナビゲーションバーの[先物取引]の下にある[USDT-M 先物]をクリックして取引ページに入ります。

設定ボタンをクリックします。[環境設定]で[アカウントアセットモード]を選択し、[マルチアセットマージン]に切り替えます。注:未決済ポジション、未約定注文、または未決済の借入が残っている場合、アカウントアセットモードを切り替えることはできません。
先物取引ページに戻り、[ウォレット]の下にある[振替]をクリックして、担保として使用する資産を先物アカウントに振り替えてください。これらの資産がマルチアセットモードでの共有の証拠金として使用されます。
2.2 アプリ版
1) MEXCアプリを開き、[先物取引]をタップして取引ページに入ります。
2) […]アイコンをタップします。
3) [環境設定]をタップします。
4) [アカウントアセットモード]で、[マルチアセットマージン]に切り替えます。注:未決済ポジション、未約定注文、または未決済の借入が残っている場合、アカウントアセットモードを切り替えることはできません。
5) 先物取引ページに戻り、[振替]ボタンをタップします。
6) 証拠金として使いたい資産を先物アカウントに振り替えます。これらの資産はマルチアセットモードで共有証拠金として利用できます。
3. 段階的な担保率とは?
段階的な担保率は、クロスアセットマージンプール内のリスクコントロールメカニズムです。担保資産の価値範囲やリスクレベルに応じて、異なる換算率(担保率)が動的に適用されます。価値が高く、ボラティリティの低い資産(BTCなど)には高い担保率が設定されます。単一資産の場合、担保数量が増えると担保率は低下します。
- ステーブルコイン(USDC、USDT):担保率は100%で、担保可能な数量に制限はありません。
- ステーブルコイン以外の資産:段階的な担保率が適用され、最大担保可能数量が設定されています。この上限を超えた金額は、有効証拠金としてカウントされません。
- 資産の純資産がマイナスの場合:有効証拠金の計算時に、その資産の担保率は考慮されません。
例:
トークン | ステーキング金額 | 担保率 |
ETH | ≤ 100 | 90% |
≤ 200 | 80% | |
≤ 300 | 70% | |
≤ 400 | 60% | |
MX | ≤ 10,000 | 95% |
≤ 20,000 | 80% | |
≤ 30,000 | 70% |
ユーザーが350 ETHを入金し、現在のETH価格が4,000 USDTの場合:
有効証拠金 = (100 × 90% + 100 × 80% + 100 × 70% + 50 × 60%) × 4,000
= 270 × 4,000
= 1,080,000 USDT
対応担保資産の種類、担保設定上限、担保率の詳細については、マルチアセットモード取引ルールページをご確認ください。
4. 返済プロセス
マルチアセットモードでは、決済資産を保有していない、または保有量が不足している場合でも、ユーザーは先物ペアでの取引やポジションの保有が可能です。そのため、取引手数料、資金調達手数料、ポジション決済による実現損失、あるいは未実現ポジション損失などにより未払い残高が発生する可能性があります。このような場合、ユーザーは未払いの負債と該当する利息を返済する必要があります。
MEXCでは手動返済機能が提供されており、最終的な返済価格は市場の状況に応じて決定されます。
4.1 ウェブ版
先物取引ページで、[ウォレット]欄に移動し、未返済額がある資産を探します。[返済]をクリックしてください。
返済資産を選択し、返済金額を確認してから[確認]をクリックしてください。
返済履歴は[返済・利息決済履歴]で確認できます。
あるいは、未返済額を直接先物アカウントに振替えることで、自動的に返済に充当することも可能です。
4.2 アプリ版
1) 先物取引ページで、[マルチアセット]セクションに移動し、未返済額がある資産を探して[返済]をタップします。
2) 返済に使用する資産を選択し、返済金額を確認してから[確認]をタップします。
ウェブ版と同様に、未返済額を先物アカウントに振替えることで、自動的に返済に充当されます。